⑤レム睡眠について
睡眠を語るうえで必ず登場するのが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。
しかし実際には、「レム睡眠=浅い眠り」程度の理解で止まっている方も多いのではないでしょうか。
筆者は13年間、原則22時就寝を継続し、Apple Watchの睡眠データを日常的に観測してきました。
本記事では、レム睡眠の役割と、実生活における質の改善ポイントを、数値視点で整理していきます。
■ レム睡眠とは何か
レム睡眠(REM:Rapid Eye Movement sleep)は、脳が比較的活発に活動している睡眠段階です。
特徴として、以下が挙げられます。
脳は活動的(夢を見やすい
身体は力が抜けている(筋弛緩)
記憶の整理・感情の処理に関与
つまりレム睡眠は、単なる「浅い眠り」ではなく、脳のメンテナンス時間と捉える方が実態に近いと考えています。
■ レム睡眠の理想的な割合
一般的に、成人のレム睡眠は睡眠全体の約20〜25%が目安とされています。
筆者のApple Watch計測でも、体調が良い期間はこのレンジに収まる傾向が確認できています。
逆に、以下の条件ではレム睡眠比率が乱れやすい印象があります。
就寝直前までスマホを長時間使用
就寝時刻の大幅なブレ
精神的ストレスが強い日
■ レム睡眠が乱れるとどうなるか
レム睡眠の質が低下すると、体感として次のような変化が起こりやすくなります。
起床後の頭の重さ
日中の集中力低下
感情の不安定さ
特に筆者の体感では、睡眠時間が足りていてもレム睡眠が崩れるとパフォーマンスが落ちる傾向が見られました。
ここは「時間だけ確保すれば良い」という単純な話ではない部分です。
■ レム睡眠を整える実践ポイント
13年間の試行錯誤の中で、比較的再現性が高かった対策をまとめます。
就寝時刻を固定する(筆者は22時)
就寝90分前から強い光を避ける
寝床に入る直前の情報刺激を減らす
起床時刻を毎日大きくずらさない
特に就寝時刻の固定は、Apple Watch上の睡眠ステージの安定に強く寄与している実感があります。
睡眠サイクルは90分毎と言われていますが、綺麗に睡眠ステージが推移しているのを確認しました。
■ まとめ
レム睡眠は「浅い眠り」と一括りにされがちですが、実際には脳機能の回復に深く関与する重要なフェーズです。
睡眠改善を考える際は、単なる睡眠時間だけでなく、睡眠構造そのものに目を向けることが、生活パフォーマンス向上の近道になると考えています。
今後もApple Watchの計測データを蓄積しながら、数値ベースでの睡眠検証を継続していきます。